2017年7月5日水曜日

○生きている~チカさんの新作~○

掲載が遅くなってしまったのですが、チカさんの新作の詩です(´-`)



『生きている』
 
あなたも
わたしも
生きている
みんな みんな
生きている
ただ
それだけでいい
 
 
 
 
この詩を読んで、皆さんは何が頭に浮かびましたか?
私はチカさんに、なぜこの詩を作ったかは聞きませんでした。
 “生と死”、その状況や解釈の仕方は人によって違うと思ったからです。
 
実はこの詩をチカさんからもらった時、大雅荘の利用者の方が亡くなった直後でした。
その利用者の方は、自分も支援で大きな決断をするのに携わった方でした。
先日までは行事にも参加して元気だったのに、急に体調を崩し、眠るように旅立ちました。
いつ何があってもおかしくないと言われて心の準備はしていましたが、いざ死を目の前にすると沢山の後悔が溢れてきます。
沢山後悔しても、懺悔をすることも、答えを聞くことも、もうできません。
そんな中でチカさんからこの詩をもらった時、私の頭にふっと浮かんだことがあります。
話さなくても、笑わなくてもいいから、ただそこにいて欲しい…

この詩を読んで、皆さんは何が頭に浮かびましたか?
あなたにとって “生きている” とは何ですか?
それを考えると、自分の生き方が少し変わるかもしれませんね。
チカさん先生に聞くのも良いですが、まずは自分の答えを見つけて欲しいと思います。





この場をお借りして…

生と死は平等で、いつ、そのタイミングが来るかは誰にもわかりません。
私たちの仲間で、これから大きな戦いに挑む人がいます。
より身近に感じる“死”が、どんなに恐ろしいものか、私には想像もつきません。
その人が言っていた言葉があります。
「死ぬよりも、みんなの記憶から消えてしまうことが怖い」
病気が完治して、いつ現場に復帰できるか、現段階ではわかりません。
しかし、いない時間が長くなればなるほど、自分の存在が薄れて、そして忘れられてしまうかもしれない、と話していました。
あなたを忘れることはないし、帰ってくる場所もあります。
終わったら、やりたいことや行きたい所がいっぱいあります!
あなたを頼りに、必要としている人がいっぱいいます。
だから必ず元気になって帰ってきてください!
大好きなあなたの帰りを、皆で待っています!